あなたはどのような手の洗い方をしていますか?
子ども時代には、幼稚園や保育園に手の洗い方のイラストが貼られているのを真似てしていたという人も多いのではないでしょうか。
けれども、大人になるにつれて次第に手洗いの仕方が適当になってしまい、それが正しい手の洗い方と思ってしまっている人も多いものです。
このように間違った手洗い方法を行ってしまうと、風邪を引き起こしてしまい、せっかくの彼との大事なデートをキャンセルしなければならないかもしれません。
今回は、そんな正しい手の洗い方について紹介していきます。
なぜ手を洗う?
手は、基本的には自分自身が汚れたと感じたときに洗う他に、見た目は汚れていなくても外出先から帰宅した時などに洗っているのではないでしょうか。
人間の手には、目には見えなくてもたくさんの細菌やウイルスが付着しています。
したがって、しっかりと手を洗わなければ、風邪などの病気を引き起こす他に、手に細菌が付着したまま物を食べることによる食中毒の発生の原因につながってしまう可能性があります。
正しい手の洗い方は?
手洗い手順は、一度覚えておくと安心です。
家庭で子どもに教える場合などは、この手洗いの方法を簡単なイラストにして貼っておくと、小さい時期から正しい手洗いの方法を身につけることができるので、大変おすすめです。
また、正しい手洗いの方法を行うことを、厚生労働省も呼びかけています。
それでは、正しい手洗いの手順を見ていきましょう。
泡立て
石鹸などの手洗い専用のものを、両手を使ってしっかりと泡立てていきます。
この時にしっかりと泡立てを行わないと、手のシワなどに入り込んだ目に見えない汚れや細菌などをきれいに落とすことができません。
したがって、しっかりと泡立てを行いましょう。
手の甲と手のひら
手の甲と手のひらは、両手を重ねるようにしてこすり、汚れを落としていきます。
指の間
指の間は、両手を組み、指の間をこするようにして汚れを落としていきます。
爪
爪は、1本ずつ手のひらにこするようにして、汚れを落としていきます。
手首
手首は、もう片方の手を使ってクルクル回すようにして、汚れを落としていきます。
拭き取る
しっかりと水で泡を流し終えたら、きれいなタオルやペーパータオルで手の水気を拭き取りましょう。
また、看護や介護の場における手洗いは、これらの手洗い方法を終えた最後に、消毒を行う必要があります。
手洗いの時間は?
手洗いは、時間がかかるという理由から面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実は手洗いは、そんなに時間はかかりません。
実際には手洗いは30秒ほど、洗い流す時には20秒ほどで汚れは落ちます。
したがって、正しい手洗いには、毎回面倒に感じるほどの時間はかかりません。