近年、パン屋さんが増えてきたり、パンの食べ歩きの本が発行されるなど、パンブームが見受けられます。
そんなパンですが、実は自宅で誰でも簡単にパンを作ることができます。
本屋さんでは、初心者でも作ることができる手作りパンの人気のレシピや、ホームベーカリーを使用したレシピが載っている本が数多く発売されています。
また、手作りパンというものは男性にとってはとても魅力的に感じられるため、手づくりパンが作れる女性は、その女子力の高さから男性のハートもガッチリとつかむことができます。
今回は、そんなパン作りについて紹介していきます。
パンとは?
パンは、約1万年前の古代メソポタミアにおいて、水でといた小麦粉を手でこねて焼いたものが始まりと言われています。
この約1万年前の古代メソポタミアにおけるパンは、まだ発酵技術は兼ね備えていない状態でしたが、これらのパンは、普段の食事はもちろん、供え物の品にも利用されていました。
その後、エジプトにて発酵技術を利用したパンか焼かれるようになり、そして、日本にこれらのパンが伝わったのは、戦国時代になります。
戦国時代は、兵士の食事を作る際において発生する少しの煙でも、敵に居場所がバレてしまい命に危険を及ぼしかねませんでした。
そのため、これらのパンがとても重宝したと言われています。
パンの作り方の基本は?
パン作りの基本は、手ごねになります。
この手ごねとは、手でしっかりとこねて行うパン作りの基本の製法になります。
この手ごねという製法を聞くと、なんだか難しそうに感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、実は、手ごねの製法を1度覚えてしまうと、誰でも簡単にパンを作ることができます。
それでは、この手ごねにおける基本的な美味しいパンの作り方を紹介していきます。
材料の準備
材料は、強力粉・バター・イースト・水(牛乳)・砂糖・塩の6つになります。
ただ、風味を良さを求める場合には、水ではなく牛乳を使用することをおすすめします。
混ぜ合わせる
材料を、混ぜ合わせていきます。
材料を混ぜ合わせる時に大切なのは、ボールの中で材料が重ならないように入れていくことです。
そして、水(牛乳)においては最後にイーストをめがけて一気に流し入れるようにしましょう。
そうすることで、イーストの発酵機能を最大限に引き出すことができます。
生地をこねる
混ぜ合わせた材料を、パンこね台の上に全て出してこねていきます。
この時に、しっかりとパン生地を何度も折り返しながら前後左右に動かしたり、パンこね台に叩き付けたりして材料全てが生地全体に行き届くようにしていきます。
一時発酵
パン生地をこね終えたら、ひとまとまりに丸くしてボールに入れラップをします。
この時に、パン生地を丸くした綴じ目の部分を下にすることが大切です。
そして、そのまま30℃~40℃の温度でパン生地を発酵させていきます。この発酵は、オーブンレンジや発酵器を使用して行います。
また発酵の時間においては、季節や室内の温度によって変わってきます。
したがって、パン生地の見ためが1.5倍~2倍になった時が一時発酵が完了したという目安になります。
また、この一時発酵は出来上がった時のパンの膨らみに影響します。
したがって、一時発酵は完了の目安をしっかりと見極めることが重要になります。
ベンチタイム
一時発酵を終えた生地を、出来上がりのパンのグラム数に1つ1つ分割して丁寧に丸めていきましょう。
そして、その1つ1つ丸めたパン生地全てに上からラップをかけて、乾燥を防ぎながらしっかりと生地を10分~15分間休ませてあげましょう。
成形
一時発酵を終えたら、パンの形を成形していきます。丸パンやロールパンなど、自分の好みの形に成形していきましょう。
二次発酵
成形したパン生地を、35℃~40℃の温度で二次発酵を行っていきます。
二次発酵の完了の目安は、一時発酵と同じようにパン生地の見ためが1.5倍~2倍になった時が二次発酵が完了したという目安になります。
オーブンで焼く
発酵器などで二次発酵を行っている間に、オーブンの余熱をしておきます。
そして、余熱を終えたオーブンに二次発酵を終えたパン生地を入れてパンを焼きあげていきます。
そして、焼き上がったら完成です。